SMAPの独立騒動に思う

日本でSMAPを知らない人はいない。そのSMAPが解散と報道されている。

SMAPの分裂危機をマスコミが報じた13日、所属先のジャニーズ事務所はメンバー4人が独立を検討していることを認め「協議・交渉がなされている」としたため、デマでなかったようだ。また、育ての親である女性マネジャー(58)主導のSMAP独立計画が失敗したことが判明。女性マネジャーは芸能界から身を引く意向を伝え、今後メンバー4人が事務所に戻ることになるか動向が注目されています。

グループで人気NO1の木村拓哉さん(43)だけが事務所に残ること。なぜ彼だけ残るのか。大手音楽出版の元プロデューサーに話によると、キムタクと4人の決定的差は人脈を持っているかどうかだという

キムタクは交友範囲が広く今回のことで相談したりして情報も入ってくる。ジャニーズを離れたらどういう目に遭うかも分かっている。一方で自身が「友達がいない」と公言している中居さんを筆頭に、4人にそれほどの人脈は無いと思われる。

これはビジネスマンにも当てはまることで、40代以降になると日頃から外部ブレーンの存在の有無は時として決定的な差を生む。日頃は交友している程度でも長年にわたる信頼関係があれば有事には強力なアドバイザーになる

「実力ある営業マンが独立して失敗した」など「独立の失敗話」は、世の中に多く存在する。実際に4年前に独立した私も独立を会社に相談した時は交渉に一年近く掛けるくらい、かなり慎重に事を進めた記憶がある。今回「独立の目的や理由」が何だったのか、そして交渉の進め方に無理はなかったのか?しばらく様子を見守りたいが、「すべての要素が万全でなかった」ことは明らかなように思う。

5人は2020年の東京パラリンピック大会の成功とパラスポーツの振興を目指す「日本財団パラリンピックサポートセンター」のサポーターに就任したばかりでもある。日本中が応援するイベントの職を自分たちのトラブルで棒に振るのは、メンバーだけでなく同事務所にとってもダメージになる。今回の事態を打開するのは、本人たちやジャニーズ事務所ではなくファンや世間の声かもしれない。それほど、彼らの存在は大きいはずだ。

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