8月の風の便り
「備え」が未来を守る8月に
7月28日に熊本県では震度7の大地震が発生しました。被災された方ならびにご家族の皆様、こ心よりお見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続く8月となりました。皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。夏休みやお盆で家族と過ごす時間が増える一方、猛暑や台風、豪雨など、自然災害への備えを意識する季節でもあります。
災害は、私たちに「当たり前の日常は決して当たり前ではない」ということを改めて教えてくれます。
■静かに変わり続ける社会
私たちを取り巻く環境は、この夏も少しずつ変化しています。物価上昇は依然として続き、食料品や日用品、光熱費など、生活コストは以前より高い水準にあります。
一方、日本銀行による金融政策の正常化を受け、「金利のある世界」が少しずつ定着し始めました。住宅ローンを利用している方には負担増への備えが求められる一方、預金金利の上昇など、家計にとってプラスとなる変化も見え始めています。
さらに、人口減少や少子高齢化は今後も続き、社会保障制度や働き方、税制なども少しずつ姿を変えていくでしょう。こうした変化は劇的ではありません。しかし、静かな変化ほど、数年後には大きな違いとなって表れてきます。
■災害への備えもライフプランの一部
地震や豪雨などの自然災害は、いつ起きても不思議ではありません。しかし、防災というと「非常食を買うこと」だけを思い浮かべる方も少なくありません。本当の備えとは、それだけではありません。
・生活防衛資金を確保しているか
・火災保険や地震保険の内容を確認しているか
・家族との連絡方法や避難場所を共有しているか
・重要書類や資産情報を整理しているか
こうした準備も、大切なライフプランの一部です。万が一の出来事が起きたとき、お金の不安を少しでも減らせることは、心の余裕にもつながります。
■夏こそ「暮らしの点検」を
8月は一年の中でも生活リズムが変わりやすい時期です。旅行や帰省、家族が集まるこの機会だからこそ、暮らし全体を見直してみてはいかがでしょうか。
例えば、
・家計は予定どおり管理できているか
・健康診断や運動習慣を継続できているか
・積立投資やNISAは無理なく続けられているか
・防災用品や非常食の期限は切れていないか
・家族と将来について話し合う時間を持てているか
人生も家計も、「点検」を繰り返すことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
■増えた資産こそ冷静に見直す
夏のボーナスを受け取り、投資資産が増えた方もいらっしゃるでしょう。近年の株価上昇により、NISAや確定拠出年金(DC)の評価額が大きく伸びているケースも見られます。
ここにきて株価は失速し、半導体株は暴落しています。こんな時こそ確認したいのが「リバランス」です。どのような相場でも続けられる資産配分を維持することが大切です。半年に一度、自分の資産配分を見直すだけでも、将来への安心感は大きく変わります。
■人生100年時代、本当に守るべき資産
将来への備えというと、お金ばかりに目が向きがちです。しかし、人生100年時代に本当に守り育てたい資産は、お金だけではありません。
・健康という資産
・知識という資産
・経験という資産
・人とのつながりという資産
そして、この夏あらためて感じた「備える力」もまた、大切な人生の資産です。災害への備えも、資産形成も、健康づくりも、人とのつながりも、その目的は一つです。
「これからの人生を安心して、自分らしく生きること」。
■小さな備えが未来を守る
未来は、誰にも予測できません。だからこそ、私たちにできることは、今日できる小さな備えを積み重ねることです。
- 家計簿を開いてみる。
- 積立投資を続ける。
- 防災用品を確認する。
- 家族と避難場所や将来について話し合う。※お盆の帰省の際には是非話し合っておきましょう!
- 健康を意識する。
どれも特別なことではありません。しかし、その小さな行動が、数年後、そして10年後の安心につながります。
暑さが続く毎日ですが、体調管理にも十分お気を付けください。この8月が、皆さまにとって「備えることの大切さ」を改めて考え、自分自身と家族の未来を見つめ直す一か月となることを心より願っております。
代表 坂田 嘉一



















