6月の風の便り
いよいよ6月。夏の季節ですが、これも異常気象なのでしょうか?昨日は大分県日田市で35.6℃の最高気温を記録したということです。間もなく、梅雨の季節でありますので、体調管理には十分気をつけましょう。
今回の「風の便り」は最近、各地をセミナーで訪れる中で、私が気がついたある小さな変化について触れてみようお思います。それは、50歳以上の方のセミナーの質問内容の変化です。2年ほど前までは、不安そうな質問が多かったです。「将来も年金はちゃんともらえるのでしょうか?」とか、「妻の年金が心配なんです」など老後不安を象徴するような質問が目立っていました。最近は、そこまで深刻な質問が減っているように感じます。
また、セミナーでは様々な質問やクイズを実施しますが、「日本の将来の人口を予想するクイズ」に明らかな変化が見られます。
Q.50年後の日本の人口は次の3つのうち、どれだと予想しますか?
「A1億人、B9000万人、C8000万人」、
2年以上前は、C(一番少ない数字)を選ぶ方が8~9割でした。ところが最近は、Bを選ぶ方が半数ぐらいに増えています。A(一番多い数字)を選ぶ方も結構いらっしゃいます。
このクイズは、国立人口問題研究所の人口予測を当てるクイズではありません。日本の未来を各自が予想するクイズですので、答えはないのです。
実はこのクイズの選択の意味は「Aは一番未来をポジティヴに捉えることを意味し、逆にCは最もネガティヴに捉えることを意味しています」。最近はCを選ぶ方が減り、Bを選ぶ方が増えているということは、未来のイメージが改善してきているということになるのです。
このことは、大変重要なことを意味します。未来のイメージが明るくなれば、日本の将来も大いに期待が持てるということになります。
これからも同様の質問をして、世の中のマインドの変化を追っていきたいと思います。



















