10月の風の便り

今日から10月となり、長い夏からようやく本格的な秋が到来しそうです。日本では自民党の総裁選が注目を集めていますが、9月にアメリカでショッキングな出来事がありました。アメリカの保守派活動家で、ドナルド・トランプ大統領の熱烈な支持者のチャーリー・カーク氏(31)が9月10日、ユタ州のユタ・ヴァレー大学のイベントで銃撃され、死亡しました。カーク氏は18歳だった2012年に、国内のリベラル寄りの大学で保守的な思想を学生に広めることを目指す団体「ターニング・ポイントUSA(TPUSA)」を創設。各地のキャンパスで公開討論会を開き、トランスジェンダーの人々のアイデンティティーや気候変動、信仰、家族の価値観などについて学生らと議論を重ねていたことで知られています。

カーク氏が創設したTPUSAは現在、850以上の大学に支部をもちます。昨年の選挙では、トランプ氏をはじめとする共和党候補を支援するため、投票率の向上で重要な役割を果たした。カーク氏は、数万人を新規有権者登録させ、激戦州のアリゾナ州でのトランプ氏の勝利に貢献したと広く評価されています。カーク氏は今年1月のトランプ氏の大統領就任式にも出席。1期目も含め、トランプ政権のホワイトハウスをしばしば訪れ、ソーシャルメディアなどでもトランプ大統領を熱心に擁護し続けました。

カーク氏はキリスト教福音派の信者で、信仰が政治活動の中心となっていました。元ミス・アリゾナの妻との間に2人の子どもがいます。保守派運動の将来をけん引する人物とみられていたと同時に、激しい意見の対立を招く人物との評価もありました。自由の国であるはずのアメリカでこのような事件が起こってしまったことは大変残念です。

■大統領も命を狙われる

昨年はトランプ氏が暗殺されそうになりましたが、アメリカで暗殺を企図された最初の大統領は、第7代大統領アンドリュー・ジャクソンで、1835年1月30日に下院議事堂で行われた葬儀から出てきたところをリチャード・ローレンスが2回銃撃しましたが、いずれも不発だったため暗殺は失敗しています。現職大統領としては、第16代エイブラハム・リンカーン、第20代ジェームズ・ガーフィールド、第25代ウィリアム・マッキンリー、第35代ジョン・F・ケネディの4人が殺害されています。第40代ロナルド・レーガンは攻撃によって負傷し、生き残った唯一の例です。元大統領を含めると第26代セオドア・ルーズベルト、第45代ドナルド・トランプの2人も攻撃を受け負傷しています。

■日本でも暗殺事件

日本では、安倍元首相が奈良で暗殺されています。安全な国日本の公の場での暗殺が日本で起きたことは大変ショッキングな出来事でしたが、その後の犯人の取り扱いなどについての報道があまりに少ないように感じるのは気のせいでしょうか?

さて、日本は自民党総裁選(高市氏優勢だが、小泉氏を推す元総理一派か?)が決着次第、「国会の空転」をなくし、業務に励んでいただかなければなりません。

日本はインフレ対策に急速な少子化への対策そして移民問題など重要かつ迅速な対応が求められる問題が山積しています。日本には「愛国心の強い」リーダを希望したいと思いますが、皆さんはどうお考えでしょうか。

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