10月の風の便り

「何をするか」より「何を大切にするか」を選ぶ秋に

朝夕の空気が少しずつひんやりとし、秋の深まりを感じる10月となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

カレンダーを見ると、2026年も残すところあと3カ月。「今年のうちに、あれもやっておきたい」「これも片づけなければ」と、少し気持ちが急ぎ始める時期でもあります。9月の「風の便り」では、家計や時間、健康、家族との関係など、暮らしを一度「整える」ことについて考えました。

■ 秋になっても続く「物価高」と「金利上昇」

今年の秋は、家計を取り巻く環境も大きく変化しています。10月は食品だけでも3,000品目を超える値上げとなり、食料品や日用品など身近なところで「また高くなった」と感じる機会が増えています。一方、住宅ローン金利も上昇しています。これまで「低金利」が当たり前だった変動金利にも上昇の動きが広がり、固定金利も高い水準となっています。

物価が上がり、住宅ローンなどの負担も増える――。

だからといって、すべてを節約すればよいわけではありません。

大切なのは、「何を減らし、何にはきちんとお金を使うのか」を選ぶことです。

10月は一歩進んで、「これから何を大切にしたいのか」を考える一か月にしてみませんか。人生には、お金にも時間にも体力にも限りがあります。だからこそ、すべてを手に入れようとするのではなく、自分にとって本当に大切なものを「選ぶ」ことが必要です。

■ 50代からは「足し算」より「引き算」も

人生には、お金にも時間にも体力にも限りがあります。特に50代以降は、何かを増やす「足し算」だけではなく、「引き算」も大切になってきます。使っていないサービスを解約する。必要以上の保険や固定費を見直す。なんとなく続けている支出を一度考えてみる。そこで生まれたお金を、将来のための貯蓄や資産形成、健康、家族との時間、旅行や趣味など、自分が本当に大切にしたいことへ振り向けていく。

これも立派なライフデザインです。

■あえて3つ選ぶ

今年の残り3カ月でやりたいことも、たくさん並べる必要はありません。あえて「3つだけ」選んでみてはいかがでしょうか。例えば、家計や住宅ローンを一度確認する。毎日20分歩く。離れて暮らす親に会いに行く。読みたかった本を読む。小さなことで構いません。

大切なのは、「できなかったこと」を数えるのではなく、これからできることを一つずつ始めることです。

そして少し早い予告ですが、弊社の「マイ・ライフコーチ」では12月には一年のお金の使い方を振り返る「家計の決算特集」を企画しています。

「今年はいくら貯められた?」

「何に一番お金を使った?」

「来年見直したい支出は?」

会社が一年の決算をするように、わが家の家計にも年に一度の「決算」があってもよいと思います。数字だけではなく、「今年、わが家は何にお金を使い、どんな一年を過ごしたのか」を振り返る機会にしたいと考えています。どうぞお楽しみに。

 

代表 坂田 嘉一

Life Management Lab. All Rights Reserved.