11月の風の便り

今日から11月です。今年も残すところ2か月となりました。

さて、10月21日に日本初の女性首相が誕生しました。同日、衆参両院の本会議で第104代首相に指名されました。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て同日夜に高市内閣が発足しています。今回は初の自民党と日本維新の会の連立政権です。初閣議でさっそく物価高に対応する経済対策の策定を指示。

高市早苗氏の略歴は「奈良県出身。サラリーマンの父と県警勤務の母の間に生まれました。年齢は64歳。小学校に入る前から、教育勅語を繰り返し教えられて育ったといいます。大学は神戸大学経営学部経営学科。大学時代は実家から往復6時間かけて通学し、学費は親からの援助なしでアルバイトで稼いだといいます。大学時代は軽音楽部に所属し、ヘヴィメタルバンドでドラムを担当。たまたま大学内で松下政経塾の塾生募集パンフレットを読んだところ、研究費を受けながら最先端の勉強ができる点に魅力を感じ、入塾試験を受けた。最終面接で松下幸之助と直接会話して入塾を決意。1984年(昭和59年)3月、神戸大学を卒業。同年4月、松下政経塾に入塾(第5期生)。1987年、松下政経塾からアメリカ連邦議会に Congressional Fellow として派遣され、米民主党下院議員のパトリシア・シュローダーの個人事務所や委員会において、議員立法のために必要な調査や分析を行っていました。1989年(平成元年)に日本に帰国し、松下政経塾を卒塾。日本経済短期大学専任教員(国際経営論助手)に就任。同年4月、テレビ朝日『こだわりTV PRE★STAGE』で、蓮舫らとともにキャスターとなる。1990年(平成2年)11月、フジテレビ系列の朝の情報番組「朝だ!どうなる」のキャスターとなる。1993年(平成5年)、第40回衆議院議員総選挙に奈良県全県区(定数5)から無所属で出馬し、得票数トップで初当選し、今日に至る。」

最近のいろいろな会見を拝見する限り、歯切れがよくて実務家の印象があります。正義感が強そうなのは警察官だったお母さまの影響でしょうか?

会見では、経済対策に関しては「手取りを増やし、家計の負担を減らす」。ガソリン税の旧暫定税率を「速やかに廃止する」と言明し、冬場の電気・ガス料金を支援するとも発言。所得税の基礎控除などをインフレの進展に応じて見直す制度設計も年内をめどに取りまとめ。一方で、自民党が参院選公約に盛り込んだ現金給付は参院選で理解を得られなかったとして実施を取りやめ。中所得者の負担を軽くする「給付付き税額控除」の導入については早急に制度設計を進めて実現を図る方針を提示。成長戦略は社会課題やリスクに対する「危機管理投資」を中心に取り組むと説明。食料安全保障やエネルギー安全保障への投資を挙げました。経済最優先を掲げ、早期の衆院解散には否定的な考えを表明しました。

高市新首相には、今の停滞する日本の切り札となればと、期待が膨らみます。

まずは、10月末に2つの国際会議とトランプ大統領の訪日が待っています。来年度の予算案についても年内に成立が期待されます。また、マスコミにも初の女性首相の上げ足を取らないことをお願いしたいと思います。まずは、期待感をもって見守りたいと思います。

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