8月の風の便り
またまた記録更新です。日本人男性の平均寿命が初めて80歳を超えました。
厚生労働省の7月31日発表の「簡易生命表」によれば、2013年の平均寿命が過去最高を更新、男性は前年を0・27歳上回り、80・21歳となった。女性は前年より0・2歳上がって86・61歳となったことが分かった。国際的な比較では女性は2年連続世界一、男性は前年の5位から4位に上昇した。
平均寿命は0歳の子供が何年生きられるかを示す数値。2013年生まれの人のうち65歳まで生きるのは男性88%、女性93.9%。90歳まで生きるのも男性23.1%、女性47.2%と試算した。
厚労省によると、医療技術の向上などで、がん、心疾患、脳血管疾患、肺炎で死亡する人の数が減っていることが平均寿命の延びに大きく影響している。同省は「医療技術が進歩すれば、さらに平均寿命が延びる余地がある」としている。
ちなみに、世界保健機構WHOによると、世界の平均寿命は男性68歳、女性73歳で、もっとも寿命が短い国は、アフリカの中央委位置するシエラレオーネで男性45歳、女性46歳とのこと。
寿命が延びることは素晴らしいことのはずですが、日本人であまり喜ぶ人がいないのはなぜでしょうか?年金の問題に介護さらに認知症と、高齢のイメージがネガティヴな情報が多いことが主因のように思います。アメリカではリタイアメント以降の事を「Third Age(サードエイジ)」と呼ばれており、キーワードは「enjoy(エンジョイ)」つまり、「楽しむ」ことだそうです。
日本人のリタイアメント年齢は上昇していますが、これは世界的な傾向で特別ではありません。我々日本人に必要なことは、「リタイアメント以降に関する発想の転換」であると痛切に思うのです。



















