「緊急事態宣言下」の過ごし方

新型コロナウイルスの感染者の増加や、緊急事態宣言によって長期化する自粛。先の見えない不安が続くことで、ストレスや心の不調を訴える人が増える可能性もあるでしょう。テレワークなどで自粛中、心の健康を保つため、何に気を付ければいいのでしょうか。

■テレワークで気をつけたいこと
緊張する時間とリラックスする時間のめりはりをつけることが大切。特にリラックスタイムをいつも以上に意識する必要があります。感染を防ぐために人との接触を避けるなど、高い緊張状態にある人が多いと思いますが、緊張が長時間続くことは強いストレスとなります。この期間中は、以下の点を意識して過ごしてほしいと思います。

1点目は、「リラックス」を意識すること
毎日、一定の時間で自分の好きなことをする時間を短時間でも必ず取り入れましょう。読書や音楽鑑賞、趣味がなければ天気が良い日に外を散歩し、景色を眺めるだけでもリラックスできます。

2点目に、「食事と睡眠」をいつも以上に大切にすること
緊張状態にある時は交感神経の働きで寝つきにくく、またしっかり食べないという状況になりがちです。災害時のようにカップ麺などインスタント食品にも頼りがち。出来るだけ、野菜を多めに摂取し、健康的な食事をゆっくり食べることなどを心がけましょう。

3点目は、「情報量」をコントロールすること
テレビなどのニュースに接する頻度と時間を制限しましょう。特にスマートフォンなどに流れるインターネットのニュース際限なく情報が更新されます。世界中の危機的な状況を見続けることで過度に不安に陥っている人が多いと思います。情報を得る頻度は、昼と夜の2回など、見る時間を決めた方がいいでしょう。朝からコロナ関連のニュースを見てしまうと、仕事も手につきにくくなりますので朝は特に注意しましょう。

■お子さんをお持ちの方へ
親として、子供のストレスについてもケアが必要でしょう。朝は、7時には起床して一緒に食事をしましょう。できれば早朝の散歩は人も少なく、規制されていませんのでリフレッシュにお勧めです。お昼は簡単な料理を、親子で作るのもいいでしょう。夜は、昔のビデオを編集したりして、これまでの足跡を振り返る時間にあてたほうが、テレビやスマホで時間をつぶすよりも賢明ではないでしょうか?工夫次第で、親子にとって貴重な体験になるでしょう。

■最後に
最後に、直接会うことが難しいと思いますので、会う以外の手段で意識的に人と連絡を取りましょう。例えば週1回、電話する相手と時間を決める。相手は普段あまり連絡を取らない人や、いざというときに頼りになる人でも誰でもいいと思います。オンライン飲み会もおススメです。金曜日など日時を決めてZOOMなどのフリーのツールを使って、ライブ飲み会も流行りそうです。特に用事がなくてもいいので、人との交流を絶やさず、気持ちが孤独にならないようにすることが大切です。

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