12月の風の便り

いよいよ師走になりました。コロナもようやく落ち着き始めています。日常が戻ってきていると思いますが、一方で世界情勢は混とんとしてきました。ウクライナとイスラエル問題は収束の見通しは立っていません。来年の米国の大統領選挙の結果次第で状況は大きく変わると思われます。

毎年12月と言えば「年末調整」の月です。年末調整は面倒ですが多めに収めている税金を取り戻す貴重な機会ですのでしっかり乗り切りましょう。

また、弊社の法人向けサイト「マイライフコーチ」の動画「MLCチャンネル」でも解説していますように、12月は「家計の決算」の大切な月ででもあります。「家計の決算って何?」と思われる方もいるかもしれませんので、改めて「家計の決算」について説明しておきたいと思います。

「家計の決算」とは、企業の決算の「家計版」を意味します。家計の決算のポイントは、「売上=稼いだお金」と「利益=純増金融資産」そして「経費=使ったお金」の3つを把握することです。

「稼いだお金」とは、給与所得者なら総支給額から年金保険や健康保険といった社会保険料、さらに所得税などの税金などを差し引いたいわゆる「手取り額=可処分所得」をいいます。年末に勤務先より「源泉徴収票」を受け取りますので、ここでチェックできます。給与所得以外の株式などの配当収入や不動産収入などは、「税引き後の金額」をカウントします。

「純増金融資産」とは、一年間で増えた金融資産のことです。そして、「稼いだお金」と、「純増金融資産」の差額が「一年間で使ったお金」となります。

「家計の決算」の数字が把握できれば、次に評価をします。そして結果に至った理由を整理しておきましょう。原因は何だったのかを把握しましょう。今年の状況が把握できたら、来年の目標を設定します。具体的に「純増金融資産の目標=一年後に金融資産を幾らまで殖やしたいのか」といった目標を明確にしましょう。

弊社の「My Life Coach」(法人契約専用サイト)では、12月に「特集」を組んでいます。まずは、「人生のテンプレート」から専用ワークシートがダウンロードできますので、ぜひ「家計の決算」を実行してください。

来年はインフレがどこまで続くでしょうか?春の春闘では大幅な賃上げが期待されていますが、どうなるでしょうか?

まずは、新年にむけて、家計の大掃除を行い、さっぱりとした新鮮な気持ちで新しい年を迎えましょう。

 

代表 坂田 嘉一

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