10月の風の便り

今日101日は何の日でしょうか?

一般的には「衣替えの日」だそうです。

この「衣替え」を調べると、衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まったそうです。当時の中国の風習に倣って旧暦の41日および101日に夏服と冬服を着替えると定め、これを「更衣(こうい)」と呼んだそうです。しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣といい、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御[にょうご]に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになりました。

やがて、江戸時代ごろから、衣替えは61日と101日に行うようになり、明治以降の官庁・企業等もそれに従い現在に至るそうです。

今回は「人生の衣替え」について考えてみたいのですが、「ライフステージ」が変わるような「人生の節目」が当てはまるのではないかと思います。

 例えば、米国では「人生のステージ」は3つあるそうです。最初のステージは「学ぶステージ」、次に「働くステージ」、そして3つ目が「楽しむステージ」と呼ぶそうです。

 一方、日本でも「職業人生」では、「異動」や「昇進・降格」または「転職」そして「リタイア」などが「衣替え」になります。又、「ライフイベント」であれば「結婚」「子女誕生」「住宅購入」「離婚」なども「衣替え」と言えます。

では「人生の衣替え」でのキーワードは何でしょうか?私は、「心を新たにすること」だと思います。「人生の衣替え」には「人生の新しいスタート」だと純粋に思えるかどうかが大切ではないでしょうか。

歳を取ると、「過去の成功体験」にしがみついたり、逆に「過去の失敗体験」を引きずったりする人が決して少なくありません。

私は人生の転換点では、常に新鮮な気持ちを心掛けてきました。また、季節の変わり目には、「新たな気持ち」になることを心掛けています。

秋という季節は、日照時間が減りますが、逆に「朝陽や夕陽」がとても美しい季節です。朝起床して、外の景色に目をやれば素敵な朝焼けに出会えるでしょう。

仕事の合間に、外の景色を眺めると美しい夕焼けに出会えます

きっと、その瞬間に心に温かい風が吹き込むでしょう。

今年も残すところ3か月ですが、季節の変化を楽しめる心のゆとりも大切にしましょう。

 

101日はこんな日

①日本酒の日 ・・・全国酒造組合中央会が1978(昭和53)年に、若者の日本酒離れを食い止める為に制定。新米で酒造りを始めるのが10月で、酒壺を表す「酉[とり]」の字は十二支の10番目、さらに「酒造年度」が10月1日から始ることから、何かと酒に関係の深いこの日を、清酒をPRする「日本酒の日」とした。

②コーヒーの日 ・・・全日本コーヒー協会が1983(昭和58)年に制定。国際コーヒー協会が定めた「コーヒー年度」の始りの日。コーヒー豆の収穫が終り、新たにコーヒー作りが始る時期。

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