10月の風の便り

今年もあと3か月となりました。新型コロナの第5波も収まりつつあります。そこで新型コロナの感染状況とワクチン接種の状況を確認しておきたいと思います。

9月29日現在の感染者数33,729名(前日比 -2,612)、新規感染者数1,722名(前週同曜日比 -45)、累計感染者数1,697,885名、死亡者数17,564名(前日比 +50)。またワクチンの接種状況は9月27日現在2回目接種で全体の52.2%(6616万人)で、高齢者65歳以上は89%となっています。昨年の日本全国の死亡者数は総数1,372,648名(前年1,381,093 名)で8,445名減てなっています。ここで意外なことがわかりました。昨年2020年の死亡者数はコロナ感染拡大前の2019年の死亡者数よりも少なかったという事実です。

本当に大変だったのは医療関係者の方々で、医療崩壊の危機が起きたことは事実でしょう。参考までに、天災である阪神淡路大震災で関連死亡者数は6,434名、東日本大震災では行方不明者を含め18,425名です。(但しこれは一日の出来事に起因します。)

世界規模でこれだけの騒動になったことにより、人々の往来が極端に減り、世界経済が止まり、各国政府がお金を擦りまくり、その結果生活を維持できました。しかし冷静に考えると、今回の騒動で我々が失ったものは「行動と思想の自由」ではなかったのかと思います。「思想」というのはSNS等の「情報統制」が日常になってしまったからです。

今後は「新しい生活様式」に徐々にシフトしそうです。例えば、ワクチン接種証明書やPCR検査の陰性証明書の提示で、様々な行動制限が解除されるのでしょう。

このコロナ関連問題を2022年には総括する必要があります。この騒動で何を失い、何を得たのでしょうか?得をしたのは、GAFAなどの大手IT関連企業と大手製薬業界など一部のみということになりそうです。では、我々人類は何を学べたでしょうか?新しい年を迎える前に、各自で総括しておきましょう。前に進むためにも、この問題に対する「意味づけ」を各自でしておく必要がありそうです。

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