8月の風の便り

 今、時代は人工知能の発達だけなく、対米貿易戦争に見るような政治・経済の複雑化、西日本大水害や全国的酷暑やカリフォルニアでは最高気温が52度を記録するなど環境の激変にみまわれています。

 このように短期的な未来でさえ予測できない時代に入っていると言えます。そんな不透明で不安定な時代になると、2極化が進むと言われています。

 ■2極化の時代は

 ここでいう二極化ですが、変化に対して「不安や恐れに取り込まれる人」と逆に「変化をチャンスに変えていく人」に分かれていくというのです。

 例えば、世界保健機構(WHO)は2030年には、変化の激化によるストレスなどが原因で鬱の人が今よりも3倍に増えると予想しています。これは私たち一人一人も真剣に取り組むべき課題といえます。なぜなら、「自分だけが鬱にならなければいい、自分と家族だけが大丈夫ならいい、自分の会社だけは生き残ればいい」そのような自分本意の意識では、どんどん自分本位なエゴの社会になり、不調和で不安定な社会へ変容してしまうからです。

 このような時代だからこそ、これから求められるのは、リーダー層であるほど自分だけでなく、より広い視点を持って常に新しいステージへ進む可能性を生み出せる意識をもつことが求められてきます。また、人工知能が発達するからこそ他人を思いやれる意識やコミュニケーションが重要になるでしょう。

 ■ 何が本当に大切なのか?

 このような時代は、「物事の本質」とは何なのか?自分の存在意義は何なのか?我々は、自分を知り、自分の視点を上げて、意識を拡大していくことが求められます。

 不透明で予測もができない時代、変化がある時代だからこそ、逆にチャンスが増えるとも言えます。

Life Management Lab. All Rights Reserved.