3月の風の便り

2024年も2か月が経過しました。今年は干支通りの年になっています。

2024年は甲と辰が合わさる年で、「変革(転機)」や「激動」が示すように「時代が動く年」です。大きな出来事が起こると予想されています。

その通り、元旦の能登半島地震、日経平均の34年ぶりの最高値更新、寒暖差の激しい気候。年末の米国の大統領選挙も波乱の展開が予想されます。

5月にはWHOのパンデミック条約の締結があるのかどうかも注目しなければなりません。ワクチンの強制接種などの条項が含まれるかもしれませんが詳しい情報が一般報道ではされていない状況です。

今年の1月22日に世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は理事会で演説し、感染症によるパンデミック(世界的大流行)発生時の世界的な準備を整える国際条約について、目標としている5月までの合意が達成されない恐れがあり、そうなれば将来の世代に大きな打撃になると表明しています。新型コロナウイルスによりWHOの試算で700万人以上が死亡したことを受け、国際保健規則(IHR)など既存の規則の改定や新条約の締結により、新たな感染症流行への世界的な予防能力向上を目指す取り組みが始まっています。

WHOについて注目すべき点は、財源です。WHOの2020─21年に対する米国の拠出金は6億7200万ドル。これにより、11億1500万ドルを拠出したドイツが米国に代わり最大の貢献国となっています。そして、3位が5億8400万ドルを拠出したビル&メリンダ・ゲイツ財団なのです。「なんで?」と思いますが、ゲイツ氏は第二の人生をワクチン接種の普及にかけているようです。但し、健康支援はワクチンありきではないはずです。何よりも免疫力を上げることです。日常の健康習慣こそ普及すべきことなのです。

今年の注目事項は米国の大統領選挙の行方だとしたら、今年前半の最注目事項は私はこの「パンデミック条約」の行方ではないかと思います。TVや新聞報道はすでに信頼を失いつつあります。確かな情報源から個人個人がしっかり見極めることが求められます。

あなたにとっての、「確かな情報源」とは何でしょうか?

 

ライフマネジメント研究所 代表 坂田嘉一

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