5月の風の便り

今年も爽やかな5月を迎えました。せっかくのゴールデンウィークですが、昨年同様に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、4月25日から5月11日まで3回目の緊急事態宣言の期間に入りました。過去2回の宣言では、解除までに1か月半から2か月半を要した中、11日までの2週間余りの短期間に、解除できる水準にまで感染を抑え込めるかが焦点となります。政府は、変異ウイルスの拡大に最大限の警戒が必要だとして、大型連休に合わせて、短期間に集中的な対策を講じる方針で、酒やカラオケを提供する飲食店などに加え、百貨店やショッピングセンターなどの大規模な施設に休業を要請しています。

2019年12月に武漢から始まった新型コロナウイルスはまだ世界で猛威を振るっており、ワクチン接種にも時間はまだかかるでしょう。慣れたとはいえ、自粛によるストレスも変異しているように思います。このストレスの種類は、新型株への感染への「恐怖」と先が見えない「不安」です。

さて問題は、これからの展開です。まずは、夏の東京オリンピックの開催の是非です。最終判断のタイムリミットはもう来ていると思います。トップの責任者の英断を願うばかりです。

経済も株価を見ると持ち直したように見えますが、コロナによって行動が制限された結果、行き場のないお金が流れているだけだと考えた方がよさそうです。実体経済はまさに二極化してるのではないかと思います。パラレルワールドが現実のものになっているようです。

今回のGWは「学び」の期間として、哲学書や古くからの書物に目を通し、普遍的な考え方を再認識するといいかもしれません。繰り返されるコロナ関連の一般マスコミやネット情報から少し距離を置いてみるのもいいかもしれません。

2021年5月1日

株式会社ライフマネジメント研究所

代表 坂田 嘉一

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